完成作品の販売はNGです

 

無意識にされている方もいらつしゃるとは思うのですが、

 

刺しゅう図案から制作した作品を販売すること

 

キットを制作して販売すること、全てNGです。

 

 

 

刺しゅう図案や本から制作したものは、刺繍作家さんと出版社に著作権があるので、

 

無断複製は法律違反です。

 

著作権の侵害にあたりますので、お止めください。

 

 

キットの製造販売は、メーカーが許可しておりません。

 

摘発された場合は、こちらも告訴になります。

 

外資のメーカーは本当に告訴します。何例が訴訟を聞きましたよ。

 

 

 

「まぁどうせ分からないだろうし、いいでしょ」と、

 

軽く考えている方もおられるかもしれませんが、

 

ダメな事はダメなのです。

 

 

 

 

刺しゅう作家さんと出版社の利益を守ることは、とても大切です。

 

今一度、よく考えて頂きたいです。

 

 

 

キットの完成品の販売はNGですが、

 

遺品整理等、特別の事情がある場合のみ、許可(黙認)しているメーカーがあります。

 

メーカーによって対応が異なりますので、

 

完成品の販売や処分については、各メーカーにお問合わせください。

 

 

 

 

「母親の遺品整理で、完成作品をどうしたらいいか」と相談受けることもありますが、

 

糸や布の材料は、地元の中学・高校の手芸クラブや、

福祉施設に寄付されると、とても喜ばれます。

 

面倒な方は、市町村にある善意銀行などに寄付するというのもおすすめです。

 

地元の奈良では善意銀行といって、金銭以外にも日用品や衣料や書籍などを受付していて、

 

必要なところに届ける仕組みがあります。

 

完成作品につきましては、ご家族で処分となります。

 

 

 

 

刺しゅう愛好家として、個人的な意見ですが、

 

手作り作品を、もらう方も困ると思いますので、

 

棺桶にできる限りの作品と一緒に、荼毘に付してほしいと思っています。

 

作品が残るから処分が大変なので、作品がなくなれば、残されたご家族も助かると思います。

 

死後は手続きがいっぱいなので、ご家族の負担が軽くなるように、

 

前もって、自分の作品の処分方法を決めておかれるといいですね。